IT業界で働くエンジニアが抱える健康問題と意識したい正しい姿勢

IT業界で働くエンジニアが抱えやすい悩みが、健康問題です。椅子に座り長時間に渡って作業を行うエンジニアは、様々な体の不調を抱えやすく、代表的な不調としては肩こりや腰痛などが挙げられます。
また、体の不調が長引くことにより、精神的につらくなってくることも珍しくはありません。座ってモニターに向かうことが必要な以上、エンジニアが体の不調を完全になくすのは困難です。しかし、正しい姿勢を意識して仕事に臨めば、体の不調の進行を食い止めることはできるでしょう。

体質などの条件にも左右されますが、基本的に正しい姿勢で仕事を行う人は体調の悪化が起こりにくく、逆に姿勢が悪い人は体調の悪化が起こりやすいと考えてください。
体の不調を引き起こす大きな要因が、猫背やストレートネックで、モニターに向かって集中していると、自然と背中が丸くなったり、クビが前に出たりするものです。

猫背やストレートネックの状態で仕事を続ければ、肩こりや腰痛のリスクは高まるので、椅子に深く腰掛け、背中を伸ばした状態をキープすることが欠かせません。すでに 猫背やストレートネックが癖になっていて、正しい姿勢をとると痛みが出る場合、理学療法を取り入れている病院に相談して完治を目指すのも手です。

そして、座り続けることを避けるのも大事で、1時間ほど座り続けると、約20分寿命が縮むと結論づけているデータもあります。忙しい時期であっても、座り続けて1時間ほどが経過したら立ち上がるようにして、ストレッチを行うのが理想的です。