開発手法の1つであるウォーターフォール開発の導入手順

ウォーターフォール型の具体的な開発手順は、要件定義、外部設計、内部設計、プログラミング、テストとなります。
まず、要件定義ですが、クライアントと打ち合わせを行い、双方の理解や認識合わせを確実に行わなければいけません。企画書に基づき、どんな機能が必要なのかなど、システム開発の具体的な内容を確認します。
ウォーターフォール型では、基本的に工程の後戻りをしないことになっているので、この手順は非常に重要なポイントです。

次に、外部設計ではどんな機能を作るのか、ユーザインターフェースはどうするのかなどハードウェアについても考え、必要なものを取捨選択していきます。
この段階で、実際の操作する画面をクライアントに確認してもらう必要があります。また、サンプルの帳票等を見てもらっても良いでしょう。

次に内部設計があります。外部設計で確認したことについて、さらに深く内容を詰めていく段階です。開発者向けの設計を行います。
その後、実装へと進みます。実際に設計書に沿いながら、プログラミング作業に移ります。一般的には、プログラミングを行いながらテストも並行して行うことが多いです。

最後にテストがあります。実装の段階で作ったプログラミングが実際に機能可能かどうか確認作業をします。テストは、単体テスト、結合テスト、総合テスト、運用テストの4種類を行います。
工程の後戻りをしないウォーターフォール型にとって、ここでテストを確実に行うことは、非常に大事な作業だと言えるでしょう。